環球時報によると、国有企業の中国核工業集団(CNNC)がメッセージアプリ「微信(ウェイシン、WeChat)」上で、「海上浮揚式原発を建設し、南シナ海における中国の効率的な支配を後押しする」と発表した。
環球時報は発表を引用し、海上浮揚式原発は係争水域となっている南シナ海の南沙諸島(英語名:スプラトリー諸島、Spratly Islands)で「淡水を確保するため」に使用される予定だと伝えるとともに、「南シナ海の電力・発電システムが強化され、将来的に中国は同海域における産業の発展を加速させるだろう」と報じている。
一方、微信のCNNC公式アカウント上に掲載された発表は、15日に削除された。CNNCの職員はAFPの取材に対し、情報の「正確さを確認する必要がある」と答えた。
http://www.afpbb.com/articles/-/3094105

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