ソーラー・インパルスは、気球による無着陸地球一周を世界で初めて成功させたスイスのベルトラン・ピカールさんらが13年前に企画したプロジェクト。
民間企業から資金や技術援助を募り、燃料を使わないで、太陽光だけを動力源としたプロペラ機を開発。昨年3月にアブダビを出発し、東回りで太平洋から大西洋を飛行してきた。
当初は約5カ月で世界を一周する計画だったが、昨年6月には悪天候で名古屋に不時着。その後、目指したハワイまでの飛行中にバッテリーがオーバーヒートを起こし、部品交換まで9カ月間の足止めを食わされるなど、予定は大幅に伸びて、1年4カ月以上に及んだ。
ヨーロッパ時間で26日午前4時(日本時間午前11時)、まだ日が明けないアブダビ空港にソーラー・インパルスが着陸したときには、約50人ほどのチームのメンバーが集まり、ピカールさんら2人のパイロットと機体を囲んで祝福した。
ピカールさんは「燃料なしで4万キロを飛行した最初のチャレンジです!この成功は未来を輝かしく、クリーンなものへ変える布石です!」と喜びを語った。
http://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/1/5/15993.html

- 関連記事
-
- 太陽光だけで飛ぶソーラー・インパルス 世界一周4万キロに成功! (2016/07/26)
- 地熱発電所:「中規模」建設計画が続々 震災で見直される (2014/02/04)
- エネルギー革命! 風車のない風力発電の可能性 (2013/05/05)